横浜市で保活をするなら、今住んでいる地域にこだわらないというのも戦略の一つ。
できるだけ保育園に入園しやすい地域に引っ越しを考えるというのもありです。
では
横浜市で保育園に入りやすい区って何区なの?
というところや
横浜は激戦区があるっていうけど具体的にはどこなの?
というあたりを、横浜市公表のデータをもとに解説していきます。
※こちらは2019年時点のデータを元にした記事です。以降は年度ごとに状況が変わる可能性がありますので、自治体から出る最新のデータもご確認ください。
横浜市保育園で入りやすい区ってどこ?
横浜市や東京都内など保育園事情の厳しい地域にお住まいなら、保活しやすい地域に引っ越してしまおう!というのも多いにあり得る戦略です。
ということで保育園に入りやすい地域が知りたい!というところですが・・・
横浜市は定期的に認可保育園の申込人数やそれに対する入所人数、待機児童数(保留児童数)あたりをまとめたデータを公開してくれています。
「何駅のあたりが入りやすいの?」というレベル(細かさ)の話については、これまた横浜市の各区ごとに出している、認可保育園の空き状況などを見るのが良いです。
が、今回はひとまず横浜市の中でも何区が保育園の入園倍率が低いのか?についてざっくり確認することにします◎
確認した資料はこちら
こちらの補足資料の中に、横浜市全体の保留(待機)児童数と、各区ごとの内訳が書かれた表があります。
この資料をもとに、横浜市の中の保育園入りやすさランキングとして整理してみました!
※以下は平成31年4月1日現在のデータに基づいています。
※保留児童数の人数でランキングしています。
※記事後半では倍率についても記載していますので併せてお読みください◎
1位 横浜市西区
最も認可保育園の入園倍率が低い(=保育園に入りやすい)のは、西区でした。
保留児童数は83人です。
西区というと、横浜市の中心部も中心部、横浜駅やみなとみらい地区などを含む場所です。
区の大きさ(面積)、人口ともに、横浜市18区の中で一番小さい区となっています。
もちろん昔からこの地域に住んでいるというご家庭や下町のような場所もあるのですが、どちらかというと商業中心の地域。
もしくは通勤通学に便利なため単身者であったり、みなとみらいのタワーマンションなど高級住宅のような居住区だったりが多いかと。。
てことで、18区の中ではファミリー層が一番少ない区ということも言えるかな?と思います。
2位 泉区
保育園への入りやすさランキング、2位は泉区です。
保留児童数は85人。
市営地下鉄ブルーラインと、相鉄いずみ野線が走る地域ですね。
区内の駅で言うと、立場、踊場、緑園都市、いずみ中央、弥生台、いずみ野、中田、下飯田、ゆめが丘。
相鉄線で横浜に一本で出られたり、小田急線へのアクセスも良いので、都心部への通勤などを考えても悪くはない地域です。
ただ、今現在はわかりませんが、公立高校のランクが低いなどという話もあるので、子供の進学など長い目で見ると色々戦略(都心に進学するなど)が必要かもです。
保育園や幼稚園は充実している箇所が多いそうなので、保活しやすさ&住みやすさで言うと、先ほどの1位西区よりおすすめになるかと思います!
3位 横浜市栄区
保育園入りやすさランキング、第三位は栄区です。
保留児童数は85人。
第二位の泉区と保留児童数は同じですが、定員数に対する利用児童数の割合で、栄区は3位と判断させていただきました。
栄区は横浜市の南部に位置する区で、本郷台駅や大船駅のあたり、というとわかりやすいかな?
横浜市中心部からは少し距離がありますが、ファミリーで落ち着いた暮らしをするには良い地域かもです。
都市部へも距離はありますが、アクセスはそれほど悪くないですね。
・・・
横浜市の保育園入りやすさ1位から3位は以上のとおりとなりました!
この後は瀬谷区、都築区、港南区・・・と続きます。
港南区とか都筑区とか、適度に都会かつのんびりした雰囲気の場所もあって、ファミリー層に人気のありそうな地域ですね。
都筑区は就学前児童数で言うと横浜市内でも上位(5位)に入るのに、保留児童数が少ないというのが不思議。
幼稚園(専業主婦)が多かったり、横浜保育室が多かったりとか、何か理由があるのかと思います。
横浜市保育園で激戦区ってどこ?
では反対に、横浜市の中でも保育園激戦区と言われる地域はどこなのでしょうか?
うっかりこれを知らずに住み始めて、子供ができてからあたふた・・・(←うちです)なんてことがないように、情報だけでも仕入れておきましょう(;´∀`)
1位 横浜市港北区
映えある?激戦区第一位は、港北区です。
保留児童数は557人。
JR新横浜駅のあたりや、東急東横線の妙蓮寺駅~日吉駅の地域です。
後で全体のデータ(表)も載せますが、港北区は圧倒的に保育施設数が多いのにも関わらず、保留児童数も圧倒的に多い・・・
横浜保育室などの認可保育園以外の施設(←ここに入っている子も保留児童にはカウントされる)が多く整備されているということも言えるかもしれませんが・・・
「からくりがある」と評判の悪い横浜市基準の待機児童数で言っても18人。
私も港北区(その中でも多分かなり激戦の地域)に住んでいますが、確かに認可にこだわらなければ保育施設はあちこちで見かけるなあと思います。
なので港北区にいるから絶対子供を預けられない!ということは言い切れませんが・・・
まあ少なくとも保活のストレスというのは大きい地域かなあと思いますよ(;´∀`)
2位 横浜市戸塚区
保育園激戦区、第二位は戸塚区です。
保留児童数は471人。
こちらは、子育てしやすい割に都会的な便利さもあって、ファミリー層に人気の区ですね!
しかし保留児童数で言うと、こちらの戸塚区と1位の港北区が群を抜いているという感じです。
待機児童数は3人となっていますが、就学前児童数の多さに比べたら保育施設数も多い方とは言えないです。
住むのには良さそうですが、ここに引っ越すのであれば、十分保活の戦略を練ることが必要そうです。
3位 神奈川区
激戦区の第三位は神奈川区です。
保留児童数は229人。
1位の港北区と隣同士の区で、東急東横線だと白楽~反町駅。
JR東神奈川あたりも神奈川区です。
横浜市の中心部に近いのですが、その一方で都会すぎない部分も残った地域というイメージです。
神奈川区には友人が住んでいますが・・・教員(公務員)のその友人も0歳4月でしっかり認可保育園落ちていました。。
・・・
ということで、激戦区ランキングは以上の結果となりました!
この後は旭区、南区、鶴見区などが続きます。
個人的には鶴見区なんかも相当厳しい地域というイメージあるんですが、保留児童数で言うと6位。
ですが、就学前児童数は港北区につぐ2位の多さなので・・・何らか6位に甘んじている理由がある気がするのですが・・・(施設数もめちゃくちゃ充実しているというわけではないですし)
横浜市保育園入りやすさランキング補足
ここまで「保留児童数で見る保育園入りやすさランキング」としてまとめてきましたが・・・
先日読者さんから、「待機児童数」ではなく「倍率」でランキングするべきでは?というご指摘コメントをいただきました!
確かに保留児童数は多くても、倍率としては低いこともありますね(;´Д`)
ということで、改めて、各区の倍率でランキングしてみたところこうなりました!
倍率高い(入りにくい)順
1位 戸塚区(約1.09倍)
2位 南区(約1.07倍)
3位 港北区(約1.07倍)
倍率低い(入りやすい)順
1位 都筑区(約1.03倍)
2位 鶴見区(約1.03倍)
3位 泉区(約1.03倍)
倍率は「利用申請者数(※)÷利用児童数」で算出しています。
(※利用申請者数=利用児童数+保留児童数)
保留児童数で言うと少な目だった西区や栄区は約1.05倍でした。
子供の多い都筑区や鶴見区は、保留児童も多いけど、利用施設数も多いということかと思います。
また、倍率で見ると南区がかなりの激戦区に!
南区は横浜市内でも圧倒的に人口密度が高い地域らしく、倍率も上がってしまう傾向にあると思われます!!
ということで、保留児童数に加えて、こちらで補足した倍率についても参考にしてみてくださいね。
(ご指摘くださった匿名希望さん、ありがとうございました!)
横浜市保育園入りやすい区と激戦区まとめと補足
横浜市の中で、保育園に入りやすい区と倍率の高い区を保留児童数のデータからまとめてみました。
今回の分析は大筋で間違ってはいないと思うのですが、保留児童にカウントしている数と実際に認可保育園に入りたくて待っている人の数は一致しないのと、
↓ 詳しくはこちらの記事を参考に
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横浜市の待機児童ゼロのからくりと保留児童との違いとは?実態は?
続きを見る
※上記記事のとおり、待機児童数にはからくりがあるため、今回は保留児童数でランキングしました。
また、同じ区内でも、保育園の分布や人気園・不人気園などにより、細かい地域ごとで入りやすさにばらつきもありますので・・・
今回紹介したランキングはおおまかな参考として、詳しくは各区役所の出している認可保育園の空き状況などのデータを参照した上で、区役所子ども家庭支援課に問い合わせることなどをおすすめします。
最後に補足として、今回(記事上の方にリンクもありますが)参考にした横浜市のデータを書き起こして、保留児童数の多い順で並べ替えた一覧画像を掲載しておきます。
(PCで閲覧の方はクリックで拡大可能)
右半分(青いタイトル行のついている列)が平成31年4月のデータです。
ご参考にしてみてください!
それでは!