横浜市港北区で3児の母をやっております。
このブログでは働きながらの育児にまつわるあれこれを書いております。
今回は横浜市の待機児童数について。
平成30年現在、既に横浜の待機児童数はゼロではありませんが、一時期大々的にニュースでも取り上げられましたよね。
ですが、本当はゼロなんかではない!からくりがある!
と実際横浜市で保活をしているママは当時から憤っていました。
横浜市の待機児童数のカウント方法と、実際に待機している世帯がどの程度いるのかについて解説します。
横浜市の待機児童数ゼロのからくりとは?
世間一般で「待機児童」と言うと、認可保育園に申し込んで内定されなかった人、引き続き認可保育園が空くのを待っている人全員を指す言葉のイメージがあります。
なので横浜市が数年前に「待機児童ゼロ達成!」と発表した時は全国から「横浜市すごい!」と思われたものでしたが・・・
実際のところ、この時も認可保育園に入りたい人全員が入園できたわけではありませんでした。
横浜市の待機児童と保留児童の違いとは?
横浜市では「待機児童」という言葉以外に「保留児童」という言葉も使っています。
待機児童と保留児童は何が違うか大雑把にいうと
保留児童=認可保育園に申し込んだけど不承諾通知が来た人
待機児童=認可保育園に申し込んだけど不承諾通知が来た人で、働く意思があるのに他に預け先施設・事業がない人
つまり、待機児童は保留児童のうちの一部ということですね。
待機児童の算出方法と実際の人数は横浜市ホームページにも掲載されています。
横浜市の言う待機児童=
認可保育園に申し込んだ人数(A)
ー 認可保育園に入所した人数(B)
ー 無認可保育園(横浜保育室含む)に入所した人数(C)
ー 自宅で保育をしながらインターネットなどで求職を続けている人数(D)
ー 1園だけの申請か、2園以上申請だが第一希望以外の内定で辞退、自宅近くに空きがあるのに入所しない等の人数
ー 育児休業中だが現時点で復職の意思がない人数
(E)や(F)に該当する人には「不承諾通知をもらいたい人(育児休業を延長するため)」が多いと思われますので、これを待機児童から除外するのはわかります。
が、認可保育園に落ちて認可外に入れて復職・空き待ちをしている人は待機児童に入りません。
認可外でも良い保育園はたくさんあるのでそこに入れて満足している人はいいのですが・・・一部の保護者の心情的には「無理して復職してるのに待機児童にカウントされてない」モヤモヤ感はあるかと・・・
横浜保育室は市の助成が入っていて2歳児までは保育料も認可並みなのでまだしも、その他の認可外だと保育料も高いし環境も様々ですし、親の気持ちとしては複雑ですよね。
しかも!
「認可外保育園」には一時保育も含まれているということで、月極の保育園に入れず、一時保育をやりくりしてどうにか復職しているような人も「待機児童」には入れてくれていません泣
あとは求職中の人も「認可保育園に入れないから仕事が決まらない」「仕事が決まらないから認可保育園に入れない」というジレンマに陥ってますから、これも「待機児童」としてカウントしてくれないのもモヤっとするでしょうね。
こうしてみると、かなり厳しいカウント方法と言えます・・・
この待機児童算出方法でカウントした結果、平成30年4月時点での横浜市の待機児童は63人と発表されています。
何万人も申請している中で「待機児童」63人というとかなり少ないように見えますが、苦労しながらもこの63人に含まれていないご家庭もかなり多そうです。
横浜市側としては保護者の心情的なところまでは考慮できませんが、少なくとも個人的には上の算出式のうちの
- 自分で保育しながら求職中の人
- 一時保育やベビーシッター等を利用して復職している人
は間違いなく待機児童に入れてほしい気がします!
横浜市の待機児童カウントは過小かも
今回は横浜市の待機児童カウント方法について改めて確認してみました。
保留児童全部を待機児童扱いとするのは違うと思いますが、それにしてももう少し実態に近いカウント方法にならないものか・・・と個人的には感じますね。
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