横浜市港北区で3児の母をやっております。
このブログでは働きながらの育児にまつわるあれこれを書いております。
横浜市の認可保育園、来年度(令和2年度)4月の一斉入所以降のための就労証明書様式が先日(令和元年10月1日)公開となりました。
横浜市のホームページからダウンロードできるので、保活中の方は早速確認された方も多いと思うのですが・・・
今回は就労(予定)証明書のフォーマットが2種類公開されているようですね。
今までは1種類だったので混乱されたり不安になられたりしている方もいるかと思います。
ということで今回は
- 2種類の就労証明書、内容は何か違いがあるの?
- どっちを使って申請した方が良い(または選考で有利)とかあるの?
について解説していきたいと思います。
横浜市認可保育園の就労証明書が2種類ある件
2019年(令和元年)10月1日、消費税増税&幼児教育無償化など何かとスタートした制度の多い日でしたが・・・
横浜市保活においては、来年度の認可保育園入所申込の書類の第一弾、である
就労(予定)証明書
の最新様式が公開されました!
※こちら(横浜市HP)にリンクがあります。
なんですが・・・
これまでこの就労証明書の様式って1種類しかなかったのに・・・
今回の新様式公開のタイミングでフォーマットが2種類に増えているようです。
上の方にあるフォーマットは
- PDF版
- EXCEL版
- WORD版
および記入例PDFがありまして、使用ソフトは異なれど、中身は項目レイアウト含め、全て同じ内容となっています。
ところが、今回(2019年10月1日)に新しく公開されているのが、その下の「大都市向け標準的様式【横浜市版】」。
※以下、文章内で「新しい様式」と表現している箇所がありますが、この「大都市向け標準的様式【横浜市版】」を指しています。
こちら、中身を見てみると、ぱっと見の見た目が従来の様式とかなり違ったものとなっています。
説明を見てみますと、
横浜市では、就労証明書の作成を行う企業の負担を少しでも軽減するため、国が示す「大都市向け標準的様式」を令和2年4月利用申請から活用することとしました。従業員の方々の就労証明書を作成する場合には、こちらの様式もご利用いただけます。
このようになっています。
企業側の入力作業負担を減らすため、国の基準をもとに作った新様式。こっちを使っても良いですよ。
ということのようですね・・・
それにしても、いきなりこの様式が登場したので、
「この2つってどっちも同じ内容なの?」
「本当にどっちを使っても大丈夫なの?」
「ていうかどっちを使った方が有利とかある?」
などなど・・・
一瞬混乱する方も多いでしょうし、心配になる方もいらっしゃるかと。
で、私も
という所が個人的に気になったので
2つ並べて内容の差分をチェックしてみました~
画像だとわかりにくいかもですが、
- ピンクマーカー=どちらの書式にもある項目
- 緑のマーカー=片方の書式にしかない項目
になってます。
ということで、この比較でわかったことについて、以下にまとめていきますね。
横浜市保育園就労証明書(令和元年10月改定版)2種類の違いについて
今回、2種類の就労証明書を並べて内容の違いについて確認していきましたが
- 全く同じ項目名のもの
- 違う項目名(表現)になっているけど同じことを指しているもの
- 片方の様式にしか存在しない項目
がありました。
①は良いとして。
②に該当する各項目ついては、従来の様式と新しい様式でそれほど紛らわしい(同じ内容か判別しにくい)という感じのものは見受けられませんでした。
なので以下では、③の「片方にしかない項目」という意味での差分について書いていきますね。
まずは従来の様式について。
従来の様式にしかない項目
- <保護者記入欄>利用(希望)児童氏名の3人目
- ③就労形態の「自営業」チェック欄
- ⑧就労実績の「実績・予定」のチェック欄
各項目のだいたいの場所を赤線で囲ったのでこちらもご参考まで。
↓
上から説明しますと、、
まずは利用希望児童の名前や施設名を記入する欄の3人目の枠。
つまり、新様式(大都市向け標準様式)では保育園を利用したい(利用している)子供の情報を書く欄が2人分しかありません。
こちらの欄には「これから入園希望で申請する子供」だけでなく、今現在保育園に通っている子供(上の子など)の名前も記載するため、子供が3人以上いるご家庭は大いに使う可能性のある欄です。
次に、就労形態の「自営業」のチェック欄。
こちらも「大都市向け標準様式」にはありませんでした。
(新様式で記入するとしたら「その他」のところに「自営業」と手書きすることになるかと)
なので自営業の方は、チェック欄のある従来の様式を使った方がわかりやすいですね。
最後に、就労実績の「実績・予定」のチェック欄。
こちらの欄は、あってもなくても、記載されている「年・月」が過去の日付か未来の日付かで判断できるので、特に影響はなさそうです。
で、次に、新しく公開された様式についてです。
新しい様式にしかない項目
- ④証明書発行責任者役職
- ⑦記入内容の問い合わせ先の「担当部署」と「メールアドレス(任意)」
- No.6の「5.契約社員・嘱託」の選択肢
違いのある部分を赤で囲った画像はこちら
こちらも上から説明していきますと
④証明書発行責任者役職
事業所の責任者(代表取締役社長など)か、もしくは就労証明書を発行する部署の責任者(人事部長など)の役職が書かれる欄ですね。
今までの様式だと「雇用主(代表者名)」のところに自然と記載されていたり(役職名入りの押印だったりするので)しましたが、これが別項目として記載するようになっています。
そして、⑦記入内容問い合わせ先の「担当部署」と「メールアドレス」。
今までは記入者名と連絡先(通常は電話番号を記入)の欄しかなかったところ、入力欄が増えている状態です。
そして3つめに、就労形態の選択肢に「契約社員・嘱託」がある点も従来の様式と異なります。
項目の違いとしては以上になりますが・・・
これ以外で気づいた点としては、「大都市向け標準様式」の方は、会社の押印欄が細長い!!!
という微妙な違いもありました。
どうでもいいっちゃーどうでもいいんですが
会社の公用のはんこって、真四角だったり丸かったりしません?
なので押印しやすそうなのは従来の様式になりそうです(;´∀`)
ということで・・・
こうして比べてみましたが、実質的に選考に影響するような項目の違いというのはないということがわかりました。
まあ当然と言えば当然ですが。
どちらの書式を使っても問題ないので、お好きな方を安心してお使いくださいね。
新様式は「企業の入力労力を減らすため~」と横浜市HPに説明がありましたが、正直こうして見てみた感じ、特段、新様式だからといって入力が楽になりそうな印象もありませんでした(;´∀`)
なので個人的には従来型(横浜市サイトで言うと上の方に「PDF、Excel、Word」と3パターンリンクがある書式の方)の就労証明書の方を使うということで良いのではないかと思います!
どっちを使おうか迷っている方がいましたら参考にしていただけましたらです◎
横浜市就労証明書 どっちを使えばよいかまとめ
令和2年4月以降の横浜市認可保育園の入所申請に使う就労証明書、
2種類の書式の相違点と、けっきょくどっちを使うのがベターなのかについて書いてきました。
結論、どちらでも良いわけですが
- 保育園に通う&通う予定の子供が3人以上いる場合は従来の様式でないと記載欄が足りない
- 職場の押印欄が押しやすそうなのは従来の様式
という点は記入に影響ありという感じでした。
今のところ特に「大都市向け標準的様式」を使うメリットがそれほどないかなあ?と思うので、どちらでも良いけどどっちか迷う・・・ということであれば従来の様式の方を選択すれば良さそうですよ。
最後に
右肩に「令和元年10月改定版」と記載されているものが最新版(2019年10月1日時点)となりますので、令和2年度4月以降の入所申請では古いフォーマットのものをダウンロードしたり使用したりすることのないようお気を付けくださいね!
※平成31年度(令和元年度)中の利用申請については、引き続き「平成30年10月改定版」を使うことで大丈夫です◎
来年度からの横浜市認可保育園申請に関しては、これまでとは変更となっている重要ポイントについても解説しましたのでご参考にされてください!
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育児休業の延長を許容できる人の利用調整とは?横浜市保育所申請の変更点(令和2年度)
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